チップの話

先週の土曜、めっちゃ重い変圧器を部屋まで運んでくれたドアマンのひとに、はじめてチップを渡した。
いくら渡していいかわからなかったので、とりあえず五ドル。
去り際に呼び止めて、渡したとき、やっぱりちょっと不安だった。気を害したりしないだろうかと。
「お金が欲しくてやったわけじゃない」と、日本だったら、害してしまいそうなことだとどこかで思っているからだ。
だけど、ドアマンの人は笑顔で受け取ってくれて「サンキューベリーベリーベリーマッチ!」と言った。3回もベリーつけた。
やっぱ日本とちげーわ!という気持ちと、喜んでくれたのがなんかこっちまで嬉しかった。

「お金なんていらないです」という受け取らないかっこよさもあるけど、「うっわー、ありがとう!」つってもらってくれることへの嬉しさもあるんだな。

「ありがとう」と言って「たいしたことしてないですから」という謙虚のかっこよさもあるけど、「ありがとう」と言って、「どういたしまして」とふつうに受け取ってもらえる嬉しさも。

Your welcomeっていう言葉が、どういたしましてっていう意味だって、なんか素敵だ。ウェルカムだって。