足場の確認とほぼ同期飲み会

これは、9日水曜の記録。

この日はある人からのメールを見て、ちょっと考えることがあった。

結果を言うと、「ひきこもりは「切り札」にして、それがわたしは大丈夫だからこそ、外に出てくのがいいんだろうな」とおもった。

たぶん、何いってるんだこいつはって思うだろうが、これは足場の確認のはなし。

以前日本にいるとき、ある友人と、もし嫌になっちゃったらどうしたらいいんだろうって話をしてたんだが、「最悪外がこわくてひきこもってたとしても、やっていけるんじゃない?」といわれて、ザ☆インドア趣味なわたしは「あ、やってけるかも」と思って、わりとホッとしたというところがあった。その友人も、ザ☆インドア趣味であった。

莫大な時間を前にして、どうしていいかわからない、という不安感でわたしは病まないほうだとおもう。もう、この10ヶ月でやったことだし。実際、何しようかなーとはおもうだろうけど。
散歩できて、読めて、書けるなら、わたしの心は大丈夫。先輩もいるし、ネットの先に友達いるし、ひとりじゃない。

わたしが病むのは、人間関係の不和について。あと、虫。あと、幽霊。あと、暴力犯罪その類のこわいもの。

で、それに続いてこの日思ったのは、ひきこもっても大丈夫だからこそ、外に出て行った方がいいんだってことだ。
それは、わたしの避難場所であるから、基本にしないほうが、道が開けるんだ。

大学生活も、会社生活も、3年ぐらいうまくいかない時間があって(基本的に最初は壊滅的にうまくいかない。もちろん段階は踏んでるよ!)、痛みを感じて、でもその期間に築いたものが今のわたしの周りにあったり、手にしてるものなんだよなとおもう。
自分がまだもたない、外にあるものに出会って、その関係性をじっくり育てること。

よっぽど嫌だったら(先輩にゃ悪いが)日本に帰るし、そこそこ嫌だったり疲れたらひきこもって休めばいい。
でも、だからこそ、外に行くのだって思っておこうとおもった。


そんなことを考えていたが、時差ボケかわからんけど、強烈な眠気が押し寄せて、この日はだいぶ寝ていた。


そして、先輩の若手同僚飲み会に行く時間に。
この日は「soba totto」という店で、これまた日本料理の店だった。日本料理ばっかり食べている。

全員で9人かな?
若手同僚と聞いてたけど、ほぼ先輩の同期だった。うち2人、後輩。
同期の奥さんが来ていると聞いてたけど、そのひとも同期だった。つまり同期内恋愛だった。
なんたるアウェーよ、とおもっておののいていたが、隣に座った、同期の奥さんが気さくな人で、めちゃめちゃ話しかけてくれた。
おととしぐらいに来た人らしい。
何かしたいことがあるかと聞かれて、セントラルパークのリスを見たいと言ったら、「わたしも最初全然いくところがないとき、毎日セントラルパーク行ってたよー!リス写真とったりね!」と。
この瞬間、なんだかものすごい親近感湧く。
最初友達もいなくて、することもなかったが、その子はわりとたくましく、ひとりでレストラン入って適当に注文したりしていたようだ。す、すごし。
英語は今もペラペラじゃなく(ただし謙遜である可能性も)、現地の友人はいないが、日本人の友人はけっこうできたのだと言っていた。
LINEでの連絡先も交換。なんだかとても前向きな気分になれた。

緊張がほぐれるうちに、見渡してみると、またこの同期の皆も仲が良く、気さくなひとばかりだった。
マンマミーヤ30回以上観てるイケメンにーさんとか、焼肉タカシでユッケを食べてものすごい食中毒になったSさんの胃腸など。
ビザ面接のときにバッタリ出会った、わたしが猫グマくんと影であだ名してる後輩くんが、実はものすごく生命力があり、到着3週間で恐ろしい順応を見せていることとか。
仲よさげで、いいなあと思いました。
まだ仮住まいで住むところが決まって無いんだという話をすると、バーベキュースポットがあるマンションを勧められる。そこで、バーベキューしようぜ☆みたいな。ワッハッハみたいな。
バーベキュー主催とか絶対したくないので、どうにかそのスポットがないマンションを選びたい。
皆いいひとそうであることとそこはまた別問題である。


わたしは慣れて来たらアルバイトでもしようと考えていた。英語があんまり必要なさそうなところで。
「アルバイトとかって考える??」と聞いてみた。
「やれるもんならわたしも着ぐるみバイトだってしたいぐらいだけど、確かうちの会社、駐在の奥さんが働くのだめなんだよー!旦那に何度も聞いてもらったんだけどさ」
と返事。


な、なんだってーーーーーーーーー!!


先輩のほうをちらっと見やる。
ビザでOKでも、会社の規律でだめなところが多いというのは調べて知っていたので、あらかじめ先輩に、確認して欲しいと聞いてたのだが。
「そんな決まりなかったはず!大丈夫だと思うbbb」
とか言っていたので、そうなのかと思っていた。

こ、こいつ、適当なこと言いやがったな…!!!!

どうやら働けないらしい。
働く自由を奪うのって、どうなんだろうなあと思うんだが。無念すぎる。
働きながらなじみたかったんだが。
でも、しゃーない。選択肢が強制的に減らされた分、割り切って、思い切ろう。あ、でもまだ確認したいことあるから、今度こそ聞いてもらわねば。

あと、もうひとつ重大な事実。こちらは良いほう。奥様会は存在しないそうです!!!!よかったーーーーー!!!!
脱☆半沢。

そんなこんなで、この日は終わる…と見せかけて、家でインターネットを観ていたら、小保方さんの会見がLIVEでやっていたので見てしまった。日付変わる前後か?眠い。
でも、この件について何かを言うのはすごい難しい。
小保方さんが涙したときにいっせいにフラッシュの音がバババババババとなったのは、鳥肌たって、イヤホン外してしまった。記者的にシャッターチャンスなのはわかるが、なんか聞いていられないもんがある。