部屋さがしと自分の傾向

これは、12日土曜日の記録。

この日は、不動産屋さんと、本当に住む場所を探しまくりました。
不動産屋さんはTさんというひとで、頼れる紳士なおじさんです。(このひとをおっさんと呼ぶのは、はばかられる)
英語ぺらぺらでカッコいい、ナイスミドル…学生のときに家族でこっちに移住してきたひとらしい。
先輩の会社のMさんというひとと仲がいいらしく、「Mさんはどうですかね?」とか「Mさんはーーって言ってましたよ」と親しみあふれる笑顔でよく話題に出してて、おじさん同士が仲いい様をみるのは大変に美味しいとおもいました。

住む場所は、家賃補助が出るので、けっこういろんなところを見させてもらいました。
というか、11件?巡って、燃え尽きるほどに疲れた。

部屋数が多い代わりに、おんぼろの幽霊ビルみたいなところもありました。(ただし煉瓦造りでとても雰囲気ある)
あとは朝食にパンを無料で配ってくれるところとかも。(その後、わたしはずっと「パンはいいんだけどなー、パンは」とパン連呼)

それから、すげーーーーーーーーー豪華なところもありました。ルーフデッキ、ジム、プール、ラウンジ完備とか。別料金がいったり、いらなかったりもそれぞれ。
ルーフデッキで寝ながら壁のスクリーンで映画見れちゃうよ!とか。
ミニシアターを借りて、持ってきたDVDで映画見放題とか。
ルーフデッキ水着で日焼けをしてるひともいました。すでに。
すっげえセレブい物件。部屋は狭いんだが。

でも、正直あんまりにもハイソサエティすぎて、すごい気が引けてしまった。
そういうのがふさわしい人間じゃない、という感覚。

「こだわりあんまりないんですね」
と言われたが、いろいろ回るうちに改めてわかってきたこともあった。
まあ、何よりも先にまず安全な場所であることは大前提で!!
たぶん我々の共通感覚を文字にすると、

☆窓からの見晴らしがよいほうがいい
(外にすぐビルがあったり圧迫感があると、ダメである)
☆部屋が暗い感じすぎないほうがいい(北向きすぎたり、光が入らなすぎるとウッツな気持ちになりやすし)
☆リビングは横よりも縦に広い方がいい
(総面積は変わらなくても、狭く感じる?)
☆アメニティはそんなに豪華でなくていい(ジムとかどうせ使わん)
☆ビル群の中よりも、住宅街のほうがほっとする
☆洗濯機は別に自室の中になくてもいい
☆管理人のひとは優しくあってほしい
☆ボロすぎる、古すぎる、汚すぎるは嫌
☆あとは、会社の徒歩圏内がベスト

たぶん、すごい開放感を求めてるんだろうとおもった。
窓の外には「抜け感」を、部屋には「奥行きを」。
わたしは本当に息がつまるのが苦手。

ちなみに友人の家に行くと、「あ、この人はそういうの気にしないんだな」というのはすぐわかる。窓の目の前壁でカーテン締めっぱなし、だけど部屋はとても綺麗で広くて駅近とか。
人それぞれなんだなあと思う、大事な部分や、気になる部分が。

先輩とはけっこう好みが似通っているのは間違いないとおもう。よいと思うところがおんなじだからだ。
先輩といっしょにいて、全然理解できない別種の人間である、と思う時もしばしばだが、おんなじ感覚を持っている、と思うこともおなじぐらいある。
今回はおんなじな方。

一点ちがうところといえば、先輩はわりと騒音を気にしないという点である。
わたしは一時期、映画館でポップコーンを食べる輩が許せなかったぐらいである。(今はわたしも食べる。しかし、大事なシーンでムシャムシャ音が聞こえると、今はムシャムシャタイムじゃねんだよ!!とイライラしてしまい集中できない)

Tさんは、わたしの反応をじっと見ててくれたらしく、「次は奥さんの好みにバッチリあうと思います!」と言われて、その次がちょっと若干微妙だったりすると、ひどく悪い気持ちになった。
たぶん、ある一点においてはその通りでも、総合でぶれてくるのだ。
直感で何かを決める人間(二人ともわりとそう)を相手にするのは、とても扱いづらいだろう。
だから、すごい自分の傾向はなんなのかを考えることになった。
たぶん、言語化すると、上のような感じ?

この日一番いいとおもった物件が、ちょっと平日は車の往来が激しい通りなので騒音が気になるかもということだったので、平日に確認に来ようということになり、この日は解散になった。

というか、ほんとうはこの後にエンパイアなんたかビルに行こうとしてたんだが、疲れと、やはり時差ボケ?による眠みがマックスになり、途中から意識混濁状態になってて、今日は帰ろうということになって、帰って速攻土に帰るかのごとくに寝た。

夕飯は先輩が初サブウェイを買ってきてくれた。でかかったが、大変うまかった。