Mean
英語の勉強&カラオケに行けなくなったストレス発散のために、洋楽を家でふんふん歌っている。
そんで色々聞いてたんだが、テイラー・スウィフトを今更すごく好きになってしまった。
彼女の歌詞、少女マンガみたいな乙女なところがあったり、すっごい親しみやすいんだが、なかでも「Mean」という曲がすごく好きで繰り返し聞いてる。
Meanは「意味する」じゃなくて、ここでは「意地悪」という意味。
これは恋の歌じゃなくて、意地悪なやつに負けてやるなという心に灯をともす歌。
[日本語字幕]Taylor Swift-Mean on Japanese lyrics - YouTube
歌詞を要約すると、以下の感じ。
あなたの一言に傷ついて倒れそうになる。自分に価値がないと思わされる。
でも。
いつか、わたしはあなたの一言に傷つかないほどビックになってやる。
そのとき、あなたは昔と変わらず誰も聞かない愚痴ばかりを言う、ただの意地悪でかわいそうなやつなんだ。
これだけでもかなり好きなんだが、
わたしの好きなところは、途中で
「きっとあなた自身もいじめられたり冷たい仕打ちを受けてきたのね」
と、一度相手を想像するところ。
そして、その後に
「だけど、その悪循環は今ここで終わるわ。わたしはあなたの跡を追って、同じ道を進んだりしないから」
って、宣言するところ。
そして、あなたはただの意地悪になるだけだけど、わたしはもっともっとビックになってやると続くのだ。
なんというか、この歌はただ今つらい状況にあるひとを「そんなやつただの意地悪なんだよ」と励ます歌であるだけでもなくて、「あんたの言葉に今のわたしはもう傷ついたりしない」っていういじめっこに対する爽快な復讐ソングであるだけでもなくて、同じように冷たい仕打ちに傷ついたとしても、あなたはMeanになってくれるなっていう歌でもある気がして。
そうやって、自分が受けた傷を次の人に返したとしても、そのときはどんなにいい気分でも、結局いつかあなたは、うそつきで孤独でみじめな、ただの意地悪になるだけだよって。
(あ、多分これ受けた傷を返す相手が自分である可能性もあると思うんだ。「どうせ自分は××だから」って鼻で笑って、永遠に自分を傷つけ続ける可能性)
あなたといじめっこが地続きなんだよな。
自分の価値を見失うぐらいに打ちのめされる。
だけど「わたしはその道を行かない」って言い切って、打ちのめされ続ける人生でも、誰かを打ちのめす人生でもなく、「大都会に行くんだ、そしてあなたの言葉に傷つかないぐらいビックになる」っていう希望の道を自分は選ぶんだっていう祈りのような決意が、どんだけ尊いことか。
「いつか」はあなたじゃなくて、わたしが決めるんだっていう歌な気がして、じーんとするのであった。
これはだいぶテイラーさんの実感の歌らしい。このひとは、実感の曲ばかり。
ちなみにこの曲、Gleeという洋画ドラマ(高校の合唱部の話)でも使われてた曲らしくて、それは男の子が歌っているバージョンだったんだが、これも素敵だった。
glee日本で3話ぐらいまでしか見たことないから、もっと見たし。
でも、せめて字幕がないと内容がわからなすぎる…(字幕あっても、速すぎて意味プーだが)