歯医者とラバー

今日歯医者に行った。
前歯の深い虫歯に麻酔使って治療するのかなと思って、いつもより緊張して向かったら(久々の麻酔。もともと注射好きじゃない)、

「今日我々は初対面だから、簡単なのからやって「痛くなかった!」って思って帰ってもらおうとおもう」

と先生がにやりと笑って、もうひとつの糸切り歯の虫歯のほうを治療してもらうことになった。
初対面というのは、ちゃんとした治療が初という意味。
このぐらいなら麻酔も必要ないだろうということで、麻酔もなし。
そして…ちっとも痛くなかった!

先生が「ラバーって使われたことある?」と聞いてきたので、「型とるためのやつですか?(あ、でもあれゴムってよりガムだな)」と返したら、全然違うと先生。先生がゴム手袋をしてたので、なんだそれかよと思ったら、それも全然違った。
それは本当に今までに使われたことのないサムシングだった。

なんのためにそれを用いるか説明されなかったので、とりあえずわかってるところだけ。
ゴムの布みたいなのを、テントみたいにして歯に張って、治療部位以外はゴム布下に隠してしまうみたいな感じで使う。
水とか飛んで来ないし、削ってる破片も飛んでこない。なんか塗り薬の置き場としても使われる。
わたしは歯医者にいく際の恐怖として、自分の舌がコントロールできずにいつか削られるんじゃないかという恐怖をいつも抱えているから、なんかこのテントの存在はありがたかった…。

細々とした部分が、ちまちまと今までの歯医者と違う。先生、顕微鏡で歯を見るし。
これは歯医者による治療の違いなのか、国の違いなのか。
でも、この歯医者なんか特殊な気もしている。顎関節症の治療もしてるし。(そして、わたしは顎関節症ぎみらしい)

先生は自分と治療に自信を持っている。(そんで治療は丁寧だ)
今日は、そこがとてもいいなあと思えた。
(それゆえの強さにびびる日もあるのだが)

そして、麻酔を使わなかったので、歯医者後に喫茶店でコーヒーを飲める幸せ。
(麻酔後はしばらく飲食禁止だったりするから)
最近デカフって言ったら、カフェイン抜きのが出てくると知って、デカフミルク入りを飲む。カフェオレは2倍以上の値段がするんだが、なんでそんなに値段の開きがでるのだろう。と、疑問を持つほどに無知でこだわりもないので、今日もデカフウィズミルク。