なにかが始まる前

今日も定期健診いってきた。

「もういつ産まれてもおかしくありませんね」
とついに!言われた。
先生がさっさか部屋を出て行く前に今日はどうしても聞きたいことがあったので、わりとまだ先生がカルテとか書き込んでる途中に話しかけ始めた。
 
「あの、ちょっと流れだけ確認しときたいんですけど、いいですか?」
「いいですよ」
「まず、陣痛が五分間隔で来るようになったら、ここ(産婦人科)に電話する」
「はい」
「その後に、えーと、NYU(産婦人科とは別の病院名)に行けばいいんですよね」
「はい」
「そうしたら…どうすればいいんですか?受付に言えばいいんですか?」
「八階の分娩室に来てください」
「えっ、受付を通らずに!?」
「はい、八階に来てください」
「八階のどこに分娩室が…?」
「八階全部が分娩室です」
「えっ、そ、そうなんですか!?じゃあ、八階に行けばもうすべてが大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
「母が遅れてくるかもしれないんですが、八階に来てわたしの名前を言えば大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
 
とのことだった…。
とにかく八階に行けばいいらしい!
エレベーターいっぱいあるんだけど、どれに乗っても大丈夫か聞いとけばよかった。でも、どれに乗っても大丈夫って言われる気がするな。
ちょっと安心した。
あとは、なんか必要そうな英単語を前もって調べておかねばならない。
 
 
以下の写真は、友人が教えてくれたアプリ「陣痛きたかも!」。
わたしが前駆陣痛(ジャブ的な偽物のやつ)と本物は何が違うの?と聞いたら、「何分間隔かぐらいしか違わないかも」と言われて、これをくれた。
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先輩に「陣痛キタコレ!ってアプリ教えてもらったよ」と説明してたんだが、かもだった。
これだから2ちゃんねらーと間違われるんだ。いけない。
 
母さんが来ても大丈夫なように、お客用布団のシーツも洗って干したし、最低限必要なブツは揃っている。
あとは直近だと、母さんが無事入国審査を越えて来れるか。
 
今不安があるかどうかと聞かれたら、もはや麻痺してるとしか言いようがない。
何も考えてない。まるでおままごとのように、まるで修学旅行のカバンの中身をしおりを見ながら揃えるように、準備をしている。
でも、いつも何かが始まる前はそうだった。
会社辞める前も、NY行く前も、それこそ大学入学するときも、高校、中学、小学校、あとはもう記憶がない。
なんとなく、そしていきなり始まるんだろうって気がする。
 
…死にませんように。