図書館無料英会話〜説明会&面接編〜

最近は図書館でやっている無料の英会話教室に行ってて、その話をしたいのだけど、まずそこに至るまでを記録しておく。
ツイッターでメモしといたのを頼りにまたまたさかのぼる…。

<説明会編>

7月22日。
図書館の無料英会話講座受けるために、ブロンクスまで行って来た。風邪をひいて、家から近いところでやっていた説明会に行けなかったのだ。といっても、1時間もかからず電車一本でつくんだが。
ただわりと治安がよくないと聞いてたので、とにかくからまれないように、背景に溶け込むような服と、うつろな表情と、イヤホンをつけて、できるだけ挙動不審にならないようにした!
一度、車内にほとんどひとがいなくなったときがあって、今やばいやつ入ってきたら確実に終わる…とおもったのだが、無事何も起こらず。
体感としては、そんなに心配しなくてもよさそうな感じ。

説明会は、スペイン語講座も別であるのか、それともスペイン人が多いのか、英語半分スペイン語半分で行われた。
そして、やっぱりというかなんというか、こちらのひとはとにかく反応がいい。
待ち時間で、スクリーン上に誰もが知ってる有名な英語の曲の動画が歌詞つきで映し出されて、「さあ、みんな口ずさんでみて!」と司会のひとが言うと、みんなふつうに歌う。嬉しそう。気まずさとかない。
説明会が終わって、「質問はあるか」というときに、ハーマイオニーかお前らってぐらいに質問が出てくる。そして、すっごいちっちゃい質問も、見当違いな質問も出てくる。ええー、今の話の流れでそれかーい!みたいな。そして、司会にいなされてる。
日本人は、というかわたしは恥ずかしがりやだなと改めて感じた。しかし、誰のために恥ずかしがってるのだろうというと、自分だし、やる前から失敗する自分を想像して身構えてるということなんだよな。でも、こちらでは挙手したあげくチンプンカンプンなことをいうひとがいっぱいいるし、恥ずかしがってないので、見習いたいところ。

話は戻って、いちおうこの図書館英会話の概要をさらっと。
これはニューヨーク市内図書館が無料で提供してくれる講座で、わたしは夏のセメスターから入ることになるんだけど(四季ごとにタイミングがある。多分その都度クラスの人数に増減が生じる、期間はとりあえず7/28〜8月末の間週2であって、その後はひと月休みを挟んでまた再開する…といった形。(何ヶ月続くのかは忘れたので、わかり次第書く。半年?1年?
講座は、初心者、中級者、上級者用と3段階に分かれてて、この説明会のあとに別途レベル分けをする面接があるという仕組み。

説明会に来た先着順にその面接の日程を決められるんだが、30分前に行ったのに70番だった。でも、次の日のお昼とれた。69人はどこいったんだ。

帰路のなか、明日も背景に溶け込んで、ふがふが言ってこようと心を新たにするわたし。
先に行った友人いわく、15分間で、色々質問されたり、絵を見せられてその説明をしたりするらしい。
とりあえずボキャブラリーと文法の引き出しを増やそうと、ちまちま勉強する。


<面接編>

7月23日。
すっかり味をしめたのか、昨日は緊張しまくりだった地下鉄でも、本を読んでゆったりしつつ向かう。
(ただし気配は限りなく消しつつ)

もう少し南のサウスブロンクスは危ないらしいけど、このあたりは全然大丈夫そうだなあーとのほほんと歩いてたら、バーのあたりに警官3人ほどが立っていて、何かと思ったら、後ろ手に手錠をされた男が出てきて、やっぱりブロンクスこわいっす…と思った。

そして、面接。
どこに行っていいかわからずにあわあわする。地下が会場なんだが、階段の上から様子を伺うも別件で人がゴミゴミしてて、よくわからない…。
意を決して、たどたどしく「無料…英会話…どこいけば…」みたいなことを図書館員さんに聞いたら、あっちだみたいなことをホニャホニャ言いながら指さしてくれたので、そちらの方へ。
すると、優しげで美人なお姉さんが「こちらにどうぞ」と手招きしてくれた…当たりだ!!!!

面接の内容について覚えてる限りを羅列すると、
•どこに住んでいるか
•いつも何してるか
•ニューヨークをエンジョイしてるか。してるとしたら、何を
•テレビを見ることについてどう思うか(トゥーマッチイズバッド。ソーソーイズグッドと言っておいた)
•英語を勉強することにいついて、ひとりでするのが好きか、皆でするのが好きか(ひとりで…と答えかけて、やっべーこれひっかけやーん!と気づいて軌道修正した)

おもむろに「ウェアー ドゥー ユー バイクローズ?」と聞かれて、えっえっバイクローズって何?バイクにバラが生えてる絵が頭に浮かぶわたしは混乱するが、ヘレンケラーがウォーターを理解したときばりの感じで、「buy clothes」…服どこで買ってるって聞いてるんだー!!と気づいて、でも服全然買ってないので、「ユニクロ」って答えといた。
すっげーどうでもいい質問するなあ。

写真を見て説明する…というテストが4回くらいあって、1枚目はわかりやすい写真でわりと説明できたんだが、2枚目、日本語でも表現できないよくわからん写真に戸惑い、「この男の人は…お、男?大人?子供?ワッツ?ワッツ?」と困惑をそのまま口にしてしまう。
日本語で説明すると『ぼろっちい白い家の前で大人か子供かも、性別さえも不明な2人組がきっかいなポーズをとっている。家にはハシゴがひとつ立てかけられている
3枚目も、レジで男の人がなんかを買ってる写真なんだけど、ここがどこで買ってるのが何か全然わからない。でもなんか言わなきゃ!と思って「The man is buying something.」(この男の人はサムシングを買ってるところです)という全然なんの説明もしてないことを言った。
4枚目はすごいわかりやすかったので、嬉しくていっぱい説明した。

そんなこんなでテストが終わりだと言われて、思わず「オーマイガッド」と言った。ダメだこりゃ感がただよっている。
でも、なぜか中級者クラスに行けることになった。
マンハッタンの図書館がいいかと聞かれて、イエスアイドゥのノリで、イエスマンハッタン、と口にしてしまう。
わたしのレベルだと家から近い図書館がことごとくうまっているか、夜のクラスだったので、選択肢が友人と同じクラスのところかチャイナタウン近くのしかないと知る。(前に話してたので知ってた)
こういうのって知人いたらやりにくくさせてしまうんじゃなかろうか…さけるべきか…と、お姉さんの前で散々煩悶し、でも結局その図書館がセントラルパークの近くだったので、そっちをとった。
(そして、チャイナタウンは、ちょっとこわかった…)

そんなこんなでクラスが無事決定したのだった

※そして、友人と同じクラスなのは、席離れて座れば支障もなく、むしろ何かあって休んだときにプリントなど渡しあえるのでよい感じだった。
よかった!