網戸のはなし

すごく小さいけど、見つけて嬉しかったものについて話します。
(わたしが知らないだけで、日本でも常識かもしれん。常識が欠けているからわからない…)

うちのアパートの窓は、窓枠を掴んでがっと上に上げて、窓を開けるタイプの窓です。
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全然横に開かないと落ち着かないとかそういうこだわりはないのですが、ひとつ問題があって、それは表題のとおり、網戸がないということです。
なぜ問題なのかというと、わたしが虫が大嫌いだからです。
もはや異常レベルです。
ニューヨークに来る前に、もしわたしが心を病むとしたら、家に虫が出た場合だと友人に告げていたぐらいです。(外で居場所がたとえなくても、危険を感じても、家に帰れば安心できるなら、そこにいればいい。でも、もし、家が安心できる場所じゃなかったら…?)
こちらに来て、虫が少ないことにほっとしていたのですが、ある日窓を開けてたらハエが侵入してきて、ハエが来るならGも来るかもしれないと思い、網戸がないなんて危険すぎると思いました。
当たり前のようにわたしたちを守ってくれていた、網戸が、ない、だなんて…。

でも、きっと同じようなことを考えてる人はいるよなあとおもって、近所のベットバスビヨンド(我が家ではビヨヨンと呼んでる)という日用雑貨店をチラチラ覗いてたら、見つけたのです。
救世主を。

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これ。
取り外し式の網戸!
二枚の網戸ががくっついていて、スライドして窓のサイズに合わせられるというものです。
窓を大きく開けた後に、こいつを置いて、このように合わせます。
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そして、窓を下ろしてきて、隙間をなくします。
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こうして、網戸が完成…!!
必要ないときはとっちゃえばいいので、窓からの景観をよくすることも可能。
(うちは元から全然よくないけどな!)
ちなみに、もっと大きめな正方形型のとかも売っていました。

あと、これもわたしは地味に驚いたんだが、台所の流しの下に戸棚ってあるじゃないですか。鍋とか置くとこ。
あそこ開くと、戸の内側に包丁をさすところがあるのがわたしは普通だとおもってて。
でも、ないのです。
ないんだ!!って驚いてしまった。
包丁という危険物をそのまま引き出しなどに置くのははばかられる…
ビヨヨンになら、きっとないひとのための発明が売ってるに違いないとおもって探しにいったら…
ありました、包丁置き。
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(でも、画像検索してみたけど、日本にも包丁置きはあるんだね。包丁いっぱい持ちたい人には必要なのか)

これを書いて何が言いたかったのかというと、「当たり前に思ってた、○○がないんだー!」という驚きと「○○がないと、代わりにそれを解決するものがちゃんとあるんだー!」という小さい感動があったのでした。
同じモヤモヤを感じるひとは、いるもんね。たぶん、それが需要ってやつだとおもうんだが。
商品は発明品なんだと。(既に発明されたもののバージョンアップ品のが多いけど)

これからも注意深く見ていきたいと思います。