お子さんに関するいろいろ

今週、友人と友人の元同僚つながりで、郊外の奥さんの家にお邪魔した。
ごはんは美味しく、2歳の子どもとも遊んだ。えんえん追いかけっこ。ひとつ学んだのは、子どもには基本的に言葉は通じねえ!体で語るしかねえのやー!ということ。あと多少強引なほうがいいな。うん…。(これは度合いを間違えると、ただの変態に成り下がるので、反応を見ながら)
なんか色々と思うことがあって、かける範囲で書こうとおもう。

まずひとつ、海外で子どもを産むということ。
これは、日本で産むか、海外で産むかによって、かなり、かなり、大きな違いが生じるようだ!

最初わたしは、もし妊娠したとして、産む前に帰国してしばらく実家で母さんたちに助けられながら育てて、2、3ヶ月で帰ればいいかなと思っていた。
そして、これがスタンダードだと思っていた。

だが、子どもが首が座ったり落ち着いて飛行機にのれるまでには、半年はかかるのだという。

と、なると大体半年(しかも妊娠前1ヶ月としたら7ヶ月?)の間帰国できないことになり、旦那さんはその間一人になる。生まれたての半年を一緒にすることができない!
友人の元同僚の方は「そうすると、父親が子どもに慣れなくなっちゃう」んだっていっていた。でも、これはひとにもよると思う。

でもう一方、海外で産んだとする。すると、こちらはもう2、3日で退院できて、そこから子育てが始まってしまう…基本的に奥さん一人の子育てになる。
これがかなりの孤独感らしい…。
両親に1ヶ月来てもらうという家もあるそうだ。会社によっては、一人分の航空費は出るとか?その間一緒に住むのでなく
、もしウィークリーマンションなど借りるなら滞在費がかかるが。
もし来れなかったら、両親に当分生で会わせてあげることできないんだなー。
あ、ちなみにこっちがスタンダードなようでした。

日本でふつうに出産、子育てするのと、全然違うな…。

(ちなみにこっちで産むと、ミドルネームつけられるらしいっす。えっ、いざとなったときの鉄板の持ちネタ…!)

元同僚さんのお子さん、大変可愛かったんだが、まあ子どもだから自分の意見を悪気なく言うらしく、へとへとになりながら、せっかく料理をつくって目の前に出したら、「ごちそうさま」って言われて一口も食べないことがあったらしい。
な、なんたる嫌味ー!(嫌味じゃないが嫌味ー!)
それは心折れてなんらおかしくない、と思ってしまった。
「どんな仕事より大変だよ」「旦那が仕事しんどい代わりたいわーとか言ってて、じゃあ代わらせてよって言っちゃった」と言っていて、子育てのほうが理不尽さが多いのかな、とおもった。思い通りにならなさ具合というか。正しさが負けてしまうというか。そして、やっぱり自分の時間がないのだろう…。もちろん可愛さだって沢山だろうけど。

元同僚さんはすごいキャリアウーマンの方で、年齢は37歳ぐらいで今は産休中。日本にいたらそのまま復帰するつもりだったけど、まだ当分帰国できないし、辞めざるを得なくなりそうだと言う。
「やめたくないけど、仕方ないよね」
を聞いて、ああ本当にしたいことができないひとの「仕方ない」の重さを感じてしまった。その仕方なさは、本当に切実な仕方なさだ。でも、会社はイレギュラーに休職扱いにしばらくしてくれたりしないのかな…してくれればいいのに。
そんなことを色々おもった。

その元同僚さんは今はすっかりお母さんなんだが、生まれたては子どもに慣れなすぎて、敬語で話しかけたりしていたらしい(笑)その気持ち、すっげーわかるー!わたしも周りに全然年下の従兄弟とか、赤ちゃんとかいなかったから、さっぱり扱いがわからない。
でも、「なんとかなるもんよ」と言ってて、いっしょに過ごす期間が、そのひとをお母さんにしてくれるんだなあとおもった。
お子さんは元同僚さんがやっぱり大好きで、話し込んでると、盗られたとおもってヤキモチをやいてるのか「あっちでいっしょあそぼ!」と必死に手を引っ張っていた。

あと友人の脳内には、あちこちのブランドやデパートのセール情報が、すべてインプットされてて、ちょっと笑った…。
「あそこは今20%オフですよ!」的な。
こちらで出会う人たちの鉄板の話題が、ショッピングか旅行なので、買い物にも旅行にもさして興味がない我々(おうち大好きひきこもり)は、共有語彙の欠損をしみじみ感じる。